<目的>
ジョブ型人材マネジメントへのフルモデルチェンジ
富士通は、世界50以上の国と地域で先進的なDXソリューションを提供するグローバル企業です。2019年に「IT企業からDX企業への変革」を宣言した富士通は、2020年に「ジョブ型人材マネジメント」を導入し、人事評価制度を「適材適所」から「適所適材」の考え方にシフトしました。
このような変化のなかで、教育面ではこれまでの階層別に一律のメニューを用意していた仕組みから、社員一人ひとりが自分自身の理想的なキャリアを考え、求められるスキルを主体的に学ぶ環境を整備する方針を定めました。そのために必要となったのが、自律的な学びを促進する学習プラットフォームです。また急速に変化するビジネス環境に対応し、課題を解決するためにはイノベーションが必要で、そのためにはリスキリングが不可欠です。
<解決策>
LinkedInラーニングで社員が主体的に「学ぶ」環境を構築
リスキリングカルチャーの醸成
社員一人ひとりが自分自身の理想的なキャリアを自律的に考え、それを実現するための学びの仕組みとして、LinkedInラーニングを活用しています。一例として、業務中に自学の時間を設けて打ち合せなどを入れずに自己学習に充てたり、学んだ内容を相互にフィードバックして学びを深めています。
社員スキルの可視化
人事部門として、社内人材のスキルの棚卸をし、人材育成の方針や、人材ポートフォリオを描くときに活用していきたいと考えています。
ビジネス環境の変化に対応した学習コンテンツ
富士通ではLinkedInラーニングで学ぶ内容・時間は個人の裁量に任せているため、一人ひとりが主体的に活用し、お客様のニーズの変化を踏まえたスキルを獲得できます。またグローバルスタンダードで信頼性の高い学習コンテンツに触れることで、社員個人の可能性を最大限に伸ばしながら、時代の変化に対応し成長できる組織力向上にもつながっています。
人材獲得のためのリスキリング
競合するグローバルIT企業の学びの傾向を示したLinkedInラーニングのデータと、自社の学びの状況を照らし合わせて分析しながら、事業と連動した人材開発を進めています。
LinkedInのTalent Insightsも活用することで他企業の人材情報なども把握することができ、採用にも資する運用が可能です。
<結果>
LinkedInラーニングの積極的な活用で「ジョブ型人材マネジメント」への移行を促進
LinkedInラーニング導入から約2か月で8万人以上の社員が利用
7,500人が社内公募制度で新たなキャリアをスタート
<LinkedInの特徴>
ビジネスに欠かせない多くのスキルをeラーニングで学ぶことができます。短時間で視聴可能なコンテンツを多数用意してあり、組織における個々のスキルアップをサポート
- 13ヶ国語 対応 ・毎週更新21,000以上のコースを用意
- AIによる推奨ラーニング提案
- 好きな時間に学べるマイクロラーニング
富士通株式会社について
富士通のパーパスである“イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと”この実現に向けて、グローバルな社会に共感する力を高め、しなやかな変化を続け、価値の創造に取り組みます。
幅広い領域のプロダクト、サービス、ソリューションを提供し、約13万人の社員が世界50以上の国と地域にある拠点よりお客様をサポートしています。
業種: メーカー、IT/情報通信 |
従業員数: 120,000人以上 |
本社: 日本、神奈川 |
「LinkedInラーニングが示すグローバルIT企業の「学び」データと、自社データを照らし合わせて分析し、人材ポートフォリオの充実を進めていきます。」