LinkedIn Learning Case Study: Japan Tobacco

日本たばこ産業株式会社 (以下JT) は、国内・海外た ばこ事業、医薬事業、加工食品事業を中心とした事業 のほか、社会に向けた取り組みや企業イベント・企業 スポーツなど多岐にわたって展開。世界120以上の国と地域に拠点が広がるグローバル企業である。「ひ とのときを、想う。」を合言葉に、人間が人間らしくあ るために大切な心の豊かさを創造することを使命とし て事業活動を行っている。

JTは、全国各地に事業所を有しており、社員の働き方 も多様です。例えば、製造現場には24時間機械を稼 働し続けるためにシフト勤務をしている社員が多く、 最近では働きながら子育てをしたり、介護をする社員 も増えてきています。これまで研修と言えば、オフライ ンでの集合形式が主流でしたが、社員の働き方によっては受講しにくいという状況を生み出していました。 同社では、業務を行う上で必要なスキルや知識につい て、誰もがいつでもどこでも学習できる環境の整備が必要と考え、その取り組みの一環としてオンライン学 習の仕組みを検討し始めました。

短時間で必要なエッセ ンスを学べる
JTでは2015年頃から一部でオンライン学習を導入していましたが、2018年に本格的な採用を検討し始 め、2019年には身近で誰もが活用できる環境の整備とコンテンツの拡充に踏み切ります。LinkedInラー ニングは、グループ会社であるJTI (Japan Tobacco International) でも利用されていること、日本語以外にも多くの言語に対応していること、マイクロラーニングのため短時間で必要なエッセンスを幅広い分野に わたって学習できることが決め手となり、導入が決定しました。

在宅勤務が進み利用率が飛躍 的にアップ
当初は利用率が伸び悩みましたが、新入社員や成長意欲の高い社員に対して、人事部から直接LinkedInラーニングを紹介することで利用を促進しました。また、2020年2月頃から新型コロナの影響に伴って在宅勤務が進んだことや、対面研修の代替手段として自宅学習やオンライン学習へのハードルが下がったことで、利用率が飛躍的にアップ。2020 年12月時点での利用者数は512名で、対前年比277%となっています。

オフラインとの融合でより有効な学びを
JTにとって、今後もオフラインだけではなく、ますますLinkedInラーニングを中心にオンライン学習を拡充させ、いつでもどこでも学べる環境を提供していくスタンスに大きな変更はありません。実際の効果を踏まえてプログラムごとにオンラインとオフラインを組み合わせ、より有効な学びを実現。必要な知識やスキルを社員自ら獲得する自主性も養っていくとしています。

課題
   ●  シフト勤務や子育て・介護と の両立など、働き方の多様化に対応した学習環境の実現
   ●  業務遂行上で必要なスキル や知識の獲得
ソリューション
   ●  オンライン学習により、社員 がいつでもどこでも学習できる環境の整備
   ●  短時間で必要なエッセンスを 幅広い分野にわたって学習で きるマイクロラーニング
成果
   ●  
2020年12月時点の利用 者数512名 (対前年比277%)
本社: 東京都 
従業員数: 7,464名 (2019年12月)
業種: 食品・薬品
Noaki