日本ビジネスシステムズ株式会社 (JBS) は、長年にわたり、マイクロソフトプラットフォームを中心とした IT ソリューションを提供してきた企業。ITコンサルテーション、システムインテグレーション、アプリケーション開発を軸に数々の実績を積み重ね、2018年はマイクロソフトから日本国内で最も優秀な実績を挙げたパートナーとして「2018 Microsoft Country Partner of the Year」を受賞、2020年はマイクロソフトの Gold コンピテンシーパートナーの中でも、特に高度な専門性を有するパートナーに与えられる「Advanced Specialization」の「Microsoft Azure への Windows Server と SQL Server の移行」分野を取得するなど、業界内で高い評価と存在感を得ている。
JBSの目標は、高い競争力を保ち業界で勝ち残ること。その実現に不可欠なのは、言うまでもなく優秀な人材を確保し定着してもらうことです。自社内でトレーニングセンターを立上げ、オンサイト研修を実施していましたが、人材獲得競争が激しさを増す中、より一層人材育成に力を入れるためスケールできるトレーニングツールを探していました。
変化の激しい世の中において、JBSがビジネスパートナーとして求められることも日々変化しています。業界や技術の動向を把握しておくだけでなく、事業環境の変化に応じてリーダーシップといったソフトスキルも身に付ける必要に迫られています。
常に最新の情報が学べる
数あるオンラインラーニングの中でも、JBSが注目したのはLinkedInが提供するソリューションでした。LinkedInラーニングは、マイクロソフト製品に関する教育コンテンツはもちろんのこと、その他の技術やビジネススキルに関しても広範囲でカバーしていました。また、新規コンテンツの開発スピードが速く、常に最新の情報を学べることも決め手でした。
全社導入に至るまでの背景:JBS人材戦略における段階的導入
JBSは、2018年6月にLinkedInラーニングのパイロットプログラムを開始しました。学習・開発プログラムに興味を示した社員のみを対象にコンテンツのテストを行い、フィードバックを収集。パイロットプログラムが開始されると、利用可能なライセンスすべてが、すぐにアクティベーションされました。また、パイロット利用率ほぼ100%という素晴らしい実績は、より広い社内展開への後押しとなりました。パイロットプログラムは60名限定と少人数に絞り、希望者のみへの限られた展開でしたが、2019年末には、マネージャーや新人社員、内定者を中心に345名までにライセンス数を拡大。そして、2020年1月から全社導入しました。現在は全社員がアクセス可能となり、2023年までに全社員のLinkedInラーニング利用の習慣化を目指した戦略的な施策を行っています。
積極的にLinkedInラーニングへのアクセス環境を整備
JBSはLinkedInラーニング導入を全社導入するにあたり、セキュアに利便性を高めるためにSSO (Single Sign On) でPCおよびスマホ端末からコンテンツをダウンロードして利用できるようにしました。その後、人事管理支援システムWorkdayのラーニング機能 (Workdayラーニング)とシステム連携をし、利用履歴がWorkdayラーニング上で管理可能に。社員本人のみならず、上長をはじめ社員育成に関わる社員を含めた組織として、適切にシステムにてモニタリングができ、アクティベーションおよびエンゲージメントを高める環境を整備しました。
社員が自ら学ぶ文化を
JBSにとって、マイクロソフトパートナー企業としてNo.1であり続けることは競争力の源泉です。そのために、LinkedInラーニングのマイクロソフト製品に関するトレーニングやその他ソフトスキル等の豊富なコンテンツをより積極的に活用し、社内にPull型のラーニングカルチャーを醸成していこうとしています。
利用者の声
「JBSのビジネスにおける強みであるマイクロソフトの技術に関するコンテンツだけでなく、その他のさまざまなテクノロジーやビジネス、マーケティングトレンドをキャッチアップするために、幅広いコンテンツを活用しています。また、豊富な英語コンテンツを視聴することにより、英語のトレーニングにもなっています」
コーポレート戦略本部 副本部長
「マイクロソフト製品解説とリーダーシップ関連動画を中心に視聴しています。多種多様なコンテンツの中から、自分の学習目的と合致したものを選択できることが利点と感じています。 短い時間でもLinkedInラーニングを通して新しい知識を得られるので実務に役立っています」
クラウドセキュリティ&デバイス本部 ITエンジニア
「入社前の内定期間中から利用していますが、学習コンテンツを事前にダウンロードできるため、移動時間等に効率良く学習を進めることができます。また、最新トレンドを含めた多様な学習コンテンツがレベル別に用意されており、興味のあるトピックの学習を気軽に始めることができます。最近ではクラウド関連の技術習得に活用しています」
プロフェッショナルサービス本部 ITエンジニア